慢性頭痛

慢性頭痛にお悩みの方はとても多いので、他の痛みと分けてご説明します。
現代医学でも慢性頭痛の原因は未だに未解明なことが多く、多くの方は頭痛が起きたら鎮痛剤を服用し、頭痛の予防のための血管拡張剤や安定剤を毎日服用している方が多いです。

漢方では頭痛の原因には気・血・水のすべてが原因になり得ます。そして、人によってどれが主原因かは異なります。多くは複雑に絡み合っていて、原因は一つではありません。

気の流れが原因の方は頭痛時に顔が赤くなる方が多いです。
水毒が原因の方は低気圧に影響されやすかったり、めまいを併発していたりします。
血が原因の方はひどい肩こりや女性なら生理不順を伴いやすいです。
さらに冷えが水毒をひどくしたり、過剰な熱(熱は上昇しやすいため)で気が上衝(気逆上衝きぎゃくじょうしょう)しやすくなり頭痛の原因になったりします。

これらを考え、体質にあった漢方薬を服用することで1回に服用する鎮痛剤の量と服用回数がだんだんと減ってゆき、一般の方と変わらない頻度まで減らせる方は多いです。